伯方島まにまに日記

芸大卒業後に愛媛県伯方島に移住した23歳女のおしゃべりです。

辛いときこそユーモアで語ろう、綴ろう

地域おこし協力隊の研修で愛媛県大洲市に行ってきました。

7月の西日本豪雨で甚大な被害を受けた大洲市

去年、女性林業研究グループの総会で、島のおばちゃんたちについていった私。名前が1ミリも思い出せないけどものすごく風情とセンスが溢れている邸宅(?)を見学したり、島では珍しい川と古い街並みのある風景を楽しみました。(すごく良かったのに何も思い出せない悲しみ・・・)

 

そして今回の研修会で大洲再訪。よくここで開催断念しなかったな!ってぐらい道が崩れてたり、1階丸ごと浸水した家が立ち並び、ビクビクしながら協力隊研修定番のオンボロハイエースで突き進む道中でした。

2ヶ月前はどれだけ悲惨な状態だったろう・・・と思うと胸が痛いです。

 

それでも、酸素濃度の高さを感じられる山の匂いに癒され(とても懐かしい匂い)、内子の道の駅「からり」のビュッフェやジェラートも楽しめたので研修の割にとても満喫できました。(結局飯)

欲をいえば、温泉も行ってみたかった・・・(欲をいうな)

 

 

実は、協力隊プロフィールにも書いていた通り、2年目の協力隊活動は悩み多き日々で、今回の研修会にはグチを持ち込む気まんまんだったんですが、賑やかでクセがすごいメンバーの前にして、すっかり忘れてしまいました。

ゴールデンウィークの京都駅で「はぁ?なんでこんな人多いわけ??みんな馬鹿の一つ覚えみたいに京都きて笑っちゃ〜う」と思いながら、自分もその群衆の1部であることに気づかない、という事態が5月にありましたが、まさにそれです。協力隊というクセで構成された集団の一片であることを忘れてはいけない。(なんの話)

 

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こうして集まると共感することもあるし、全く違うことも多い、協力隊の日々。ケースバイケースではあるけれど、能動的にクリエイティブに頭を働かせないと、どんどん「やるべきこと」がすりガラスの向こうに消えていくような、そんな毎日です。

1年目にまいた種を、2年目で丹念に育てなくてはいけなくて、それなのに、その上からまた別の種をまいているような、それで「自然農法なんで!」と草ボーボーのまま満足しているような、ぐちゃぐちゃな状態と言ったら分かりやすいでしょうか。(もはや分かりにくいです)

 

壁にぶちあたる、とか地域の人に怒られた、とかはないけど、なんとなくボンヤリ悩んでいる最近の私なのです。

 

「辛いときこそユーモアを忘れないで」

そんな言葉を樹木希林さんが言っていました。

これは真理だな、と思います。

 

樹木さんと何度も作品を共にしている大好きな是枝裕和監督も、エッセイの中で、

「人は喪の途上にあっても創造的でありうる」

という言葉(これもある人の文の引用で大事にしている言葉だそうですが)を使っていました。

 

よく芸人さんが、自分の親の死とか大怪我をしたエピソードを、おもしろ話として披露するところを見ると、披露する場所があるということが、心の支えにもなるのだろうな、と思います。

私も、絵であれ、木版画であれ、文章であれ、どんな形であれ、表現をする人でいたいと最近は特に思います。こういうブログがあることも今の私にはとても大切なのです。

 

だから、協力隊活動や、島での日々の中で、辛いときや苦しい時、寂しい時には、人に笑ってもらえるような文章が書けるようになりたいです。

ほんでそういう話の方が、多分みんな好きだよね。

私も好きです。

 

だから、

これからもブレブレな自分を笑いながら絶望して生きていこうと思います。

 

 

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そろそろ死に場所を探している実家の猫クロベイくん。(嫌がる体力がないだけで、すごく嫌がっている)

 

 

 

 

大炎上した「旅館さざなみ」に泊まった話

 

先週、母と叔母とその従姉妹とその友人の「チーム4BBA」が、台風とともに伯方島に上陸し、ど平日の中、貴重なトライアスロンの振替えなどを費やして、しまなみ案内をさせていただきました。

仕事中に「今SCパークでっす☆」という突然のLINEを受け、午後休。

台風絶賛上陸中の最中、待ち合わせのカフェ「玉屋」さんに入るやいなや、1歳の孫とビデオ通話を楽しむ叔母たちを発見。

「ベェロベロバァァアア!」

直視するにはしんどいアラセブの本気の変顔を拝みながら、ハイテンションなBBAたちに囲まれ、美味しいケーキを食べました。

普段は店内からの景色がウリの玉屋さん、外は嵐で向こうの島さえ見えない・・・

「こんな美味しいケーキ屋さんあるのスゴイ!おしゃれ伯方島!」と絶賛の嵐を嬉しく思いながら、この季節限定の桃のケーキに舌鼓。

 

その後、徐々に晴れてきて、強風すぎてさすがの私でも吹っ飛ばされそうな亀老山展望台や、表で第3のビールを飲むジイさんら意外ひとっこひとりいない「よしうみいきいき館」などを訪問しました。

 

しかし、いい歳の母たちをうちに泊めるのもどうかという思いがあり、今回初めて伯方島の「料理旅館せと」さんにみんなで宿泊しました。

島に住んでいるとなかなか泊まる機会がない旅館。

これはチャンス!と思い、兼ねてから泊まってみたかったお宿にしました。

 

 

実は、ここは『Nのために』という何年か前に放送されていたテレビドラマの撮影地。

 

普段テレビドラマなんてぜーんぜん見ない学生時代の私が、珍しく観ていたドラマということもあり、伯方島に来たばかりの頃、成瀬くん(窪田正孝)の実家である「旅館さざなみ」があるということを聞き、大変衝撃を受けたのでした。

 

ドラマの中で、この「旅館さざなみ」は何者かの放火により大炎上するのです。

はい、とてもシリアスなドラマなのです。

 

とてもシリアスなのに、チュートリアルの徳井と小西真奈美が夫婦役で、しかも二人ともどうかしてる!ってくらい大根で、いろいろ突っ込みどころ満載なのも話題にことかかず、当時バングラデシュに住んでいた従姉妹と「Nのために」トークで盛り上がっていたくらいです。

 

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私が好きなのは、高校生の榮倉奈々がクズすぎる父親に周囲へのパフォーマンスで土下座するシーンなんですが、それもこの「料理旅館せと」(さざなみ)さんの前なのですよね。(マニアックすぎる)

で、これも島に来た頃、多数の自称「俺はあのドラマに出てた」さんに遭遇し、それはもう一度チェックしなくては!と、どうにかネットで旅館せとの登場シーンをほり出すと、

 

「め、めっちゃ知ってる人おるやん・・・!」

 

と笑いが止まらない。

まず、唯一のセリフつきエキストラであり、私がお世話になっている車屋さん。

「社長!」というたった一言に魂を込めた会心の演技。「シャチョウ」という言葉がゲシュタルト崩壊しそうな緊張の「社長!」を感じることができた。

 

そしてピントは1ミリもあっていないけども朗らかな笑顔ですぐに分かる自治会長さん。

 

「私だけギャラありだったんですよ」と言っていた、もはや役者スタンスの神主さんも短いワンシーンの中できっちり目視できました。

 

いかんせん、榮倉奈々や役者さん以外にピントがあたらないので「え?これあの人?」って人がたくさんいるのだけど未確認。

いいなあ、私も『Nのために』出たかった。

 

で、『Nのために』の話が長くなってしまったんですけど、そんなこんなでずっと気になっていたお宿だったので、テンション爆上がり。

親切な若女将に迎えられて廊下を進むと、キャストのサイン!ヒューヒュー!(知ってました?私死ぬほどミーハーなんですよ?)

 

 

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そして、船に乗っているのか!?と勘違いするほど海が近いお部屋。

とても素敵!!!

(そんなにシワクチャのブラウスって世の中に存在するんだ)

 

お料理も最高に美味しくて、メバルの煮付け、ぎざみの塩焼き、サザエのお造りや、貝ひもの釜飯などなど!!!あと、有名なソフトシェルクラブ(脱皮したてのカニ)の

甘酢からあげも幸せの味でした。

 

料理旅館 せと | 宿泊施設 | SHIMAP しまなみ海道観光マップ

 

 

若女将によると「いまだにドラマを観ていた方が遠くから来られるんですよ。特に窪田正孝くんのファンの女性が多いです。」とのこと。

さすがは今をときめくイケメン俳優。

 

ちなみに私は23年間の人生で約5名から「榮倉奈々に似ている」といれたことがあります。(祖母や、友達のお母さんや、ザツい飲み屋にいたお兄さん等)

自分でいうのもなんですけど、どんな色眼鏡で見たところであまりに違いすぎるので、

「重力2倍の空間で生きる榮倉奈々」というフレコミを最近に確率しました・・・

なんて可哀想な榮倉奈々ちゃんなんだ・・・

 

 

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そんなこんなで、4BBAさん達と楽しい夜を過ごし、

最後は宿の前で、リアルオバショット。大満足の島の旅館でした!

 

4BBAたちとのしまなみ旅は続くのですが、ここに書きだしたらまた止まらなくなるのでここまでに。

 

では、お休みなさい〜

 

 

プレイバック、平成最後の夏。

我々がヤングである証明的に存在していた平成も、ついに「前時代」へと移行していくのだそうです。ほぉ・・・

私が中学生の頃に彗星の如く舞い降りたジャニーズグループHey!Say!JUMPも元々ダサいグループ名に拍車がかかるってもんです。

 

さて、誰かが「平成最後の夏」なんて言っていました。

酷暑の中、さっさとどこかに消えてくれと思いながらも、夏が過ぎていくのは青春の終わりのようでちょっと寂しい。

それでもこの夏を振り返ると、毎週末、島に友人が来たり、遠くに出かけたり、父の田舎に帰ったり、とても充実していました。

彼らが島に来たのも、静岡でキャンプしたのも、さくらももこが亡くなったのも、平成最後の夏。と覚えておこう。

 

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お盆中ビラを配りに、伯方島の「旅館せと」さんにいくと、前の海でシュノーケリングをしている子供達。

なんと気持ち良さそうな・・・・

しかし、ここ、潮の流れがとても早そうだから少し心配になるなぁ、なんて考えながら、ぼんやり夏休みを感じてしまう午後。

 

 

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伯方島玉屋さんのパフェは、大学の版画研究室の頃の友達と。

ずっと食べたかったけど、

なかなかタイミングがなく。

天気のいい日にテラス席(死ぬほど暑い)で食べました。

友達のと私のでは、中のアイスの味が違う仕様だったので、お互いのパフェにスプーンを突っ込んで味を分かち合いました。笑

どっちもフレッシュなフルーツ味で美味しい!

コーンフレークが入っていないのもよいと思います。

その代わりに、というか私には何なのか分からなかったけど、スイカバーの種みたいな食感のカリカリした粒が入っていて、たまにカリッとして不思議。美味しいです。

 

夏の間に食べれてよかった〜

 

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こちらは、夕焼けの亀老山でおしゃれな写真を撮ろうと躍起になっていた私。

この直後、GUで980円で購入したこのブラウスが裏表ひっくり返しにきていることがピロっと飛び出すタグによって判明し、千葉から来た友達のさとし(♀)に

「女子力がマイナス5000なんだけど!!!(爆笑)」

と、荘厳な風景をバックにゲラゲラ笑われる私・・・。

 

平成最後の夏・・・・

もうどうにでもなれ・・・。

 

以上、プレイバックでした!

 

第2回夏休み宿題ポスター「登校日目前!死ぬ気で終わらせるぞ」編

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第1回が7月の下旬。

子どもたちもなんとなく生き生きとしていたポスター宿題タイム。

第2回の今回はお盆。

来週には宿題提出の登校日がやってきます・・・(てゆうか登校日に宿題出すシステムっていつから??)

私はいつでもどこでも「えええ?今日提出なのしらなかった!やってるけど忘れました」スタイルで生きてきた人間です(なぜ堂々としている)。罪の重さを勝手に天秤にかけて 「提出日確認してない<宿題やってない」という判断で重い足取りで学校に向かったこともしばしば・・・。(失笑)

昨日のポスタータイムもこのギリギリの時期に「絶対今日終わらせないとヤバイ」子たちがいて、私も腕まくりしてたのですが、やはり、7月下旬にやってきた子達に比べるといささか覇気がないような・・・

 

「宿題ほとんど終わっている!」と真顔で言っていた子。お母さんがやってきて「まだまだ残ってるし、全然やらないんですよ~」と謎の嘘が発覚。私は何者でも無いのに、この期に及んでなぜ嘘をついた。笑

このポスター指導、思っていた以上にヤバイ空気を察しました。

 

前回は宿題ポスターの是非についてあーだこーだ言えていた私も、「はい!丁寧に塗る!」「絵の具はケチらなーい!」「はい!文字を縁取り!」「筆洗バケツは、広いとこ、狭いとこの順で2度洗う!」と指導者に徹する有様。

 

写真の絵を描いた子は1年生。おばあちゃんと一緒に参加でしたが、海のポスターはモチーフを小さく描きがちな子が多いので「人を大きくかくんだよ」「大きくね~」と言いすぎて「もう無理。これ以上は無理」と彼女の限界サイズに留まりました(笑)

それでも一所懸命賑やかな海にしてくれたので、生き物いっぱいの楽しい海になりました。1年生偉い!ナイスファイト!

 

夏の2回のポスター指導が終わり、だんだん分かってきた事も。アイデアはどこまで提案してあげたらいいのか。その子が描きたいものは何なのか。ちゃんと話しながら進めるといいんだな~と勉強。

 

お子さんが、ポスター苦手な方、次回なみっこ交流館の宿題タイムがあるときは、ぜひ連れてきてください!もっとうまくやれるきがする!

 

木版画教室@伯方島しまなみ交流プラザ(思わぬ形で版画脳の存在を知った話)

済美高校盛り上がっていますね!(テレビ&新聞がないので今朝支所で聞いた人)

このまま勝ち上がってほしいです。

埼玉、徳島、京都、愛媛、引っ越すたびに甲子園の見方は変わるので面白いな〜

小学校の頃からプロ野球選手を目指して、中学から硬式野球クラブに入り、高校では地元から離れ他県の名門に入学した「地元の天才」の友達を、いつ甲子園で見れるのかと楽しみにしながら1年、2年、3年・・・・。野球人生が報われる人って凄いな〜と未だに甲子園を見ながら思います。運と努力と才能!どれだけ善行を積めば甲子園出れるのかしら・・・なんて。

 

さらに「鳴門高校のあの人、イケメンだよねー!」と話していたかと思えば、甲子園球児がどんどん年下になっていく恐ろしさ。

同級生気分から「若い子が暑い中頑張ってるねぇ〜体壊さないで欲しいねぇ〜」という親戚のおばさん目線になっていく中、一応愛媛在住ということで、今後の済美の活躍に期待したいと思います。

 

 

さて、

話は変わって!

「今年も見たいハカタのハナビ」というキャッチフレーズつきのポロシャツデザイン(ボツだけど)まで考えていた、夏まつりが中止になってしまい、何か納涼をかねて小さいイベントをしたいな〜ということで、夏の木版画教室を実施しました。

 

今治北高校からボランティア参加してくれた女の子も2名来てくれて、7人で和気あいあいと版画作り。

 

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しかし、反省点もいっぱい!

私はなんとな〜く木版画脳になっているので、「下絵をもとに版を分ける」という作業は簡単だと思っていたのですが、普通に生活している中で、絵を分解することなんてあります???ないですよね?????当たり前ですよね???!!!!

なぜそれに気づかないのだ、私。

水性木版画の作り方の説明プリントも作っていったのですけど、やっぱり普段やらないことをいきなりやるって難しいし時間もかかるよな〜そりゃそうだよう〜〜〜・・・と猛省しました。

そんなダメダメな講師のもとで、よくぞみなさん完成させてくれました(笑)

 

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彫りも刷りも、難しいのに、一人2版〜3版でポストカードを完成させました。

もっと簡単なワークショップもできたとは思いますが、やっぱり一度は大好きな水性木版画に触れて欲しいという勝手な欲望でこうなっちゃいました・・・

 

楽しんでもらえただろうか・・・

 

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でも思わぬ収穫も!

教室が終わる頃に参加者の人が

「これを作ってから、またかなちゃんの作品展見に行きたいね。作り方が分かったら見え方が全然違うと思う!」と言ってくれ他のです。

少々無理をしても木版画で作品作りをすれば、したなりの発見や、版画というジャンルに対する興味をちゃんと持ってもらえるんだな〜って。

だから懲りずに、またやりたいな。今度は、布刷りでオリジナルテキスタイル作りとか。

 

 

 

あ、

今思いついたんですけど

「絵を分解すれば脳が活性化する!版画脳トレーニング」なんて言ってボケ防止本を書いたら売れるだろうか。意外なところで印税生活が叶うかもしれない・・・

(自分が1番ボケている事実は忘却の彼方)

 

 

おわり

 

 

 

〈アートワークショップ〉野菜ハンコでハンカチづくり

 

こんにちは。

暑い日が続きます。

先週の火曜日の夜、灼熱の体育館でバドミントンをしたところ、翌朝どんよりと気分が悪く、異常なほどの発汗とともに目覚め、仕事中もクラクラするわ生あくびがとまらないわで、軽い熱中症っぽくなってしまいました。

慌ててポカリスエットをゴクゴク飲んで、回復したものの、ダイエットや体力づくりどころかこんな目に逢ってしまうなら、夏のスポーツも考えものだなとおもってしまいました。大事にはならなかったけども。

みなさんも、くれぐれも気をつけてくださいませ。

 

さて、8月4日は絶賛展覧会会期中の大三島美術館で、子供向けのアートワークショップをしてきました。

ずばり!

「かんたん版画でおもしろデザイン~自分だけのアートハンカチを作ろう!」

というイベントです。

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野菜ハンコはありがちだけど、洗濯しても落ちない絵の具でちょっとしたテキスタイルデザインになっちゃうというのは新しくていいでしょ?(何キャラ?)

 

地元のボランティアさんがくださった旬の野菜は、虫食いがあったり、形がぐにゃーんとなってたり、最高の造形!

子どもの自由な発想でいい作品が沢山できました。

ワークショップタイトルがアートなのかデザインなのか分からない点はさておき、こどもの作品は、頭の中にきっちりとした完成イメージがあるデザイナー派ととにかく色んな形を試しながら完成させたいアーティスト派に分かれていて面白いなと思いました。

 

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この前のポスターのときは、同世代の子達がうなりながら作品を作っていたので、次の野菜を押すために走っている子どもたちを見て、ホッとしたというかなんというか。教えてる側も楽しめたワークショップになりました!^^

〈夏休みの宿題ポスター〉のジレンマ

こどもたちの夏休みがはじまり、波方町なみっこ交流館で、毎年恒例となりつつある「夏休み宿題ポスター」の制作指導をやらせていただきました。

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 毎日、図工だけだったらいいのに・・・と嘆いていた私が唯一嫌いだったポスター課題。

中学の時にはポスターばかり作らせる先生に生意気を言って、栄光の〈5〉しかとったことが無かった美術ではじめて〈3〉を与えられてしまいました。(いまだにムカムカしてくる!)

 

そんなポスター苦手な私が、美大出身というだけで偉そうにこどもたちに教えていいものだろうか・・・と悩みながらも、最後まで根気強く作品を仕上げた子どもたちには「よくがんばりました!」の100点満点をあげたい気持ちです。

「先生・・・何かいたらいいか分からん」

「先生・・・次は何色塗ったらいいん?」

と不安げだった子どもたちが、

「みてみて!こんなキレイな色になった!」

「絵の具まぜたら海の色になった!」

とか話しながら筆をすべらせていくのは、嬉しいというかなんというか。

それと同時に「もう終わり?塗るとこない~」「えええええ・・・もうやだダルい~」「帰りたい・・・」と完成までの苦悩にぶちあたる子どもたちもほとんどで、ここまで頑張ってできるのがただの宿題ポスターかよ~と残念に思いました。

 

 

私が小学生の頃から変わらぬポスター課題といえば、「年金ポスター」「明るい選挙ポスター」「交通安全ポスター」「人権ポスター」「環境保全ポスター」etc・・・

普段の生活の中で、子どもたちのアンテナに触れることの無い完全なる大人のエゴ的なテーマの数々がそもそも嫌いで、まずポスターっていうものがどういうものかも理解していない低学年の子とか、授業でまだ絵の具使ったことが無い子とかに、「家で描いて来なさい」って宿題にするセンス、はっきり言って「は????」って感じです。

全科目にいえるけど、惰性で宿題を出す義務教育のナンセンス、変えていかないと悪影響すぎます。本当に。

 

まずそもそも、ポスターというものを課題にするのは賛成。

ポスターの基本はデザインです。キャッチコピーがあり、誰かに情報を届けたいという目的があるからポスターなのです。

私も専門ではないので、大きいことは言えないけど、何かデザインをするとき、そのデザインをする対象についてよくよく調べて、実際に見たり聞いたり触ったり体験したりしてから始めるはず。

「選挙」を体験したことがない、というか、したくてもその権利のない子どもに『投票に行こう』と言わせるちんぷんかんぷん具合にはへきえきします。

具体的な提案をするならば「あなたの町」とか「お気に入りのお店・場所」を紹介しましょう!みたいなポスターはどうですか???子どもたちがリアルに感じている魅力や伝えたい気持ちをキャッチコピーや絵を使って表現するなら、親や先生たちも宿題を見るのが楽しみになると思うんだけどな。

例えば!「伯方名物塩ラーメン」のポスターを描くことになったとします。自分で食べに行ったり、お店の人にこだわりを聞いたり、どんな人に知って欲しいかを考えたりする、

そうした情報をB3の画用紙にどうやってまとめるかって、めっちゃ難しいけど、めっちゃ意義がありまくりじゃないですか。

ていうかポスターってそういうものだから!

ちょうど先日、「わたしのマチオモイ帖」という絵はがきコンクールに応募しましたが、全国のクリエイターからまち自慢絵はがきを募り、その中からゆうちょのカレンダーが選ばれるという内容でした。

それの子ども版をなぜやらないのよ!!!!???

 

ここで小ネタ。

ポスター入選作品あるある

・地球と手

・投票箱と虹

・輪になって手をつなぐ人

・怪しい錠剤から湧き出る謎の怪物

小ネタおわり。

 

内心はそう思いながらも、せっかくこの日を目がけてポスターを作りに来てくれる子がいるんだし、自分のできることを教えてあげよう!とチャンネル切り替え。

「テーマの意味が分からん」から始まるポスター作りをどうやって指導すればいいのか分からないので、私なりに一所懸命に塗り方や、画面の構成、配色などのアドバイスをしました。

 

3度の飯の次に絵が好きだった私ですら嫌いだった宿題ポスターを誰が愛してくれるのよ・・・

 

それでも、頑張って完成させたポスターを大事そうに持ち帰る子どもたちのうしろ姿はかわいくて、また機会をいただけたらポスターの先生したいな!って思いました。というか8月16日に2回目のポスターあります(笑)なみっこ交流館でまだ受付してると思うので、お子さんの宿題を確実に終わらせたい!親御さんは問い合わせてみてくださいね。

ポスターのことボロカス言ってますけど、「横顔ってどう描くの?」「車ってどう描くの?」「標語はどうしたらいいの?」という質問には着実にお答えできますし、「あー!しんどい!」と投げ出しそうになる子を「ちょちょちょちょ!」とうまいこと引き戻すこともできますよ^^

 

こんな宿題でも(トゲすごい)、子どもが楽しく取り組んでくれれば嬉しいな~