第2回夏休み宿題ポスター「登校日目前!死ぬ気で終わらせるぞ」編
第1回が7月の下旬。
子どもたちもなんとなく生き生きとしていたポスター宿題タイム。
第2回の今回はお盆。
来週には宿題提出の登校日がやってきます・・・(てゆうか登校日に宿題出すシステムっていつから??)
私はいつでもどこでも「えええ?今日提出なのしらなかった!やってるけど忘れました」スタイルで生きてきた人間です(なぜ堂々としている)。罪の重さを勝手に天秤にかけて 「提出日確認してない<宿題やってない」という判断で重い足取りで学校に向かったこともしばしば・・・。(失笑)
昨日のポスタータイムもこのギリギリの時期に「絶対今日終わらせないとヤバイ」子たちがいて、私も腕まくりしてたのですが、やはり、7月下旬にやってきた子達に比べるといささか覇気がないような・・・
「宿題ほとんど終わっている!」と真顔で言っていた子。お母さんがやってきて「まだまだ残ってるし、全然やらないんですよ~」と謎の嘘が発覚。私は何者でも無いのに、この期に及んでなぜ嘘をついた。笑
このポスター指導、思っていた以上にヤバイ空気を察しました。
前回は宿題ポスターの是非についてあーだこーだ言えていた私も、「はい!丁寧に塗る!」「絵の具はケチらなーい!」「はい!文字を縁取り!」「筆洗バケツは、広いとこ、狭いとこの順で2度洗う!」と指導者に徹する有様。
写真の絵を描いた子は1年生。おばあちゃんと一緒に参加でしたが、海のポスターはモチーフを小さく描きがちな子が多いので「人を大きくかくんだよ」「大きくね~」と言いすぎて「もう無理。これ以上は無理」と彼女の限界サイズに留まりました(笑)
それでも一所懸命賑やかな海にしてくれたので、生き物いっぱいの楽しい海になりました。1年生偉い!ナイスファイト!
夏の2回のポスター指導が終わり、だんだん分かってきた事も。アイデアはどこまで提案してあげたらいいのか。その子が描きたいものは何なのか。ちゃんと話しながら進めるといいんだな~と勉強。
お子さんが、ポスター苦手な方、次回なみっこ交流館の宿題タイムがあるときは、ぜひ連れてきてください!もっとうまくやれるきがする!
木版画教室@伯方島しまなみ交流プラザ(思わぬ形で版画脳の存在を知った話)
済美高校盛り上がっていますね!(テレビ&新聞がないので今朝支所で聞いた人)
このまま勝ち上がってほしいです。
埼玉、徳島、京都、愛媛、引っ越すたびに甲子園の見方は変わるので面白いな〜
小学校の頃からプロ野球選手を目指して、中学から硬式野球クラブに入り、高校では地元から離れ他県の名門に入学した「地元の天才」の友達を、いつ甲子園で見れるのかと楽しみにしながら1年、2年、3年・・・・。野球人生が報われる人って凄いな〜と未だに甲子園を見ながら思います。運と努力と才能!どれだけ善行を積めば甲子園出れるのかしら・・・なんて。
さらに「鳴門高校のあの人、イケメンだよねー!」と話していたかと思えば、甲子園球児がどんどん年下になっていく恐ろしさ。
同級生気分から「若い子が暑い中頑張ってるねぇ〜体壊さないで欲しいねぇ〜」という親戚のおばさん目線になっていく中、一応愛媛在住ということで、今後の済美の活躍に期待したいと思います。
さて、
話は変わって!
「今年も見たいハカタのハナビ」というキャッチフレーズつきのポロシャツデザイン(ボツだけど)まで考えていた、夏まつりが中止になってしまい、何か納涼をかねて小さいイベントをしたいな〜ということで、夏の木版画教室を実施しました。
今治北高校からボランティア参加してくれた女の子も2名来てくれて、7人で和気あいあいと版画作り。
しかし、反省点もいっぱい!
私はなんとな〜く木版画脳になっているので、「下絵をもとに版を分ける」という作業は簡単だと思っていたのですが、普通に生活している中で、絵を分解することなんてあります???ないですよね?????当たり前ですよね???!!!!
なぜそれに気づかないのだ、私。
水性木版画の作り方の説明プリントも作っていったのですけど、やっぱり普段やらないことをいきなりやるって難しいし時間もかかるよな〜そりゃそうだよう〜〜〜・・・と猛省しました。
そんなダメダメな講師のもとで、よくぞみなさん完成させてくれました(笑)
彫りも刷りも、難しいのに、一人2版〜3版でポストカードを完成させました。
もっと簡単なワークショップもできたとは思いますが、やっぱり一度は大好きな水性木版画に触れて欲しいという勝手な欲望でこうなっちゃいました・・・
楽しんでもらえただろうか・・・
でも思わぬ収穫も!
教室が終わる頃に参加者の人が
「これを作ってから、またかなちゃんの作品展見に行きたいね。作り方が分かったら見え方が全然違うと思う!」と言ってくれ他のです。
少々無理をしても木版画で作品作りをすれば、したなりの発見や、版画というジャンルに対する興味をちゃんと持ってもらえるんだな〜って。
だから懲りずに、またやりたいな。今度は、布刷りでオリジナルテキスタイル作りとか。
あ、
今思いついたんですけど
「絵を分解すれば脳が活性化する!版画脳トレーニング」なんて言ってボケ防止本を書いたら売れるだろうか。意外なところで印税生活が叶うかもしれない・・・
(自分が1番ボケている事実は忘却の彼方)
おわり
〈アートワークショップ〉野菜ハンコでハンカチづくり
こんにちは。
暑い日が続きます。
先週の火曜日の夜、灼熱の体育館でバドミントンをしたところ、翌朝どんよりと気分が悪く、異常なほどの発汗とともに目覚め、仕事中もクラクラするわ生あくびがとまらないわで、軽い熱中症っぽくなってしまいました。
慌ててポカリスエットをゴクゴク飲んで、回復したものの、ダイエットや体力づくりどころかこんな目に逢ってしまうなら、夏のスポーツも考えものだなとおもってしまいました。大事にはならなかったけども。
みなさんも、くれぐれも気をつけてくださいませ。
さて、8月4日は絶賛展覧会会期中の大三島美術館で、子供向けのアートワークショップをしてきました。
ずばり!
「かんたん版画でおもしろデザイン~自分だけのアートハンカチを作ろう!」
というイベントです。
野菜ハンコはありがちだけど、洗濯しても落ちない絵の具でちょっとしたテキスタイルデザインになっちゃうというのは新しくていいでしょ?(何キャラ?)
地元のボランティアさんがくださった旬の野菜は、虫食いがあったり、形がぐにゃーんとなってたり、最高の造形!
子どもの自由な発想でいい作品が沢山できました。
ワークショップタイトルがアートなのかデザインなのか分からない点はさておき、こどもの作品は、頭の中にきっちりとした完成イメージがあるデザイナー派ととにかく色んな形を試しながら完成させたいアーティスト派に分かれていて面白いなと思いました。
この前のポスターのときは、同世代の子達がうなりながら作品を作っていたので、次の野菜を押すために走っている子どもたちを見て、ホッとしたというかなんというか。教えてる側も楽しめたワークショップになりました!^^
〈夏休みの宿題ポスター〉のジレンマ
こどもたちの夏休みがはじまり、波方町なみっこ交流館で、毎年恒例となりつつある「夏休み宿題ポスター」の制作指導をやらせていただきました。
毎日、図工だけだったらいいのに・・・と嘆いていた私が唯一嫌いだったポスター課題。
中学の時にはポスターばかり作らせる先生に生意気を言って、栄光の〈5〉しかとったことが無かった美術ではじめて〈3〉を与えられてしまいました。(いまだにムカムカしてくる!)
そんなポスター苦手な私が、美大出身というだけで偉そうにこどもたちに教えていいものだろうか・・・と悩みながらも、最後まで根気強く作品を仕上げた子どもたちには「よくがんばりました!」の100点満点をあげたい気持ちです。
「先生・・・何かいたらいいか分からん」
「先生・・・次は何色塗ったらいいん?」
と不安げだった子どもたちが、
「みてみて!こんなキレイな色になった!」
「絵の具まぜたら海の色になった!」
とか話しながら筆をすべらせていくのは、嬉しいというかなんというか。
それと同時に「もう終わり?塗るとこない~」「えええええ・・・もうやだダルい~」「帰りたい・・・」と完成までの苦悩にぶちあたる子どもたちもほとんどで、ここまで頑張ってできるのがただの宿題ポスターかよ~と残念に思いました。
私が小学生の頃から変わらぬポスター課題といえば、「年金ポスター」「明るい選挙ポスター」「交通安全ポスター」「人権ポスター」「環境保全ポスター」etc・・・
普段の生活の中で、子どもたちのアンテナに触れることの無い完全なる大人のエゴ的なテーマの数々がそもそも嫌いで、まずポスターっていうものがどういうものかも理解していない低学年の子とか、授業でまだ絵の具使ったことが無い子とかに、「家で描いて来なさい」って宿題にするセンス、はっきり言って「は????」って感じです。
全科目にいえるけど、惰性で宿題を出す義務教育のナンセンス、変えていかないと悪影響すぎます。本当に。
まずそもそも、ポスターというものを課題にするのは賛成。
ポスターの基本はデザインです。キャッチコピーがあり、誰かに情報を届けたいという目的があるからポスターなのです。
私も専門ではないので、大きいことは言えないけど、何かデザインをするとき、そのデザインをする対象についてよくよく調べて、実際に見たり聞いたり触ったり体験したりしてから始めるはず。
「選挙」を体験したことがない、というか、したくてもその権利のない子どもに『投票に行こう』と言わせるちんぷんかんぷん具合にはへきえきします。
具体的な提案をするならば「あなたの町」とか「お気に入りのお店・場所」を紹介しましょう!みたいなポスターはどうですか???子どもたちがリアルに感じている魅力や伝えたい気持ちをキャッチコピーや絵を使って表現するなら、親や先生たちも宿題を見るのが楽しみになると思うんだけどな。
例えば!「伯方名物塩ラーメン」のポスターを描くことになったとします。自分で食べに行ったり、お店の人にこだわりを聞いたり、どんな人に知って欲しいかを考えたりする、
そうした情報をB3の画用紙にどうやってまとめるかって、めっちゃ難しいけど、めっちゃ意義がありまくりじゃないですか。
ていうかポスターってそういうものだから!
ちょうど先日、「わたしのマチオモイ帖」という絵はがきコンクールに応募しましたが、全国のクリエイターからまち自慢絵はがきを募り、その中からゆうちょのカレンダーが選ばれるという内容でした。
それの子ども版をなぜやらないのよ!!!!???
ここで小ネタ。
ポスター入選作品あるある
・地球と手
・投票箱と虹
・輪になって手をつなぐ人
・怪しい錠剤から湧き出る謎の怪物
小ネタおわり。
内心はそう思いながらも、せっかくこの日を目がけてポスターを作りに来てくれる子がいるんだし、自分のできることを教えてあげよう!とチャンネル切り替え。
「テーマの意味が分からん」から始まるポスター作りをどうやって指導すればいいのか分からないので、私なりに一所懸命に塗り方や、画面の構成、配色などのアドバイスをしました。
3度の飯の次に絵が好きだった私ですら嫌いだった宿題ポスターを誰が愛してくれるのよ・・・
それでも、頑張って完成させたポスターを大事そうに持ち帰る子どもたちのうしろ姿はかわいくて、また機会をいただけたらポスターの先生したいな!って思いました。というか8月16日に2回目のポスターあります(笑)なみっこ交流館でまだ受付してると思うので、お子さんの宿題を確実に終わらせたい!親御さんは問い合わせてみてくださいね。
ポスターのことボロカス言ってますけど、「横顔ってどう描くの?」「車ってどう描くの?」「標語はどうしたらいいの?」という質問には着実にお答えできますし、「あー!しんどい!」と投げ出しそうになる子を「ちょちょちょちょ!」とうまいこと引き戻すこともできますよ^^
こんな宿題でも(トゲすごい)、子どもが楽しく取り組んでくれれば嬉しいな~
瀬戸内の夏、水軍レース
この7月の豪雨災害で、今治島嶼部の夏のビッグイベントが次々に中止になっている中、何故か絶賛開催予定の「宮窪 水軍レース」・・・
「夏は納涼に力を入れて冬眠する予定なので・・・」と一度お断りしたものの、やはりこんな珍しい大会に出場するチャンスはないかもしれないと思い直して、参加を決めました。
かつて瀬戸内海を席巻していた村上水軍(村上海賊)が使ってた船(?)に模した木造の船に12人で乗り込み、まさかの立ちこぎでレースをします。(ザ・中腰!)
これが本当に大変で、全身全霊でオールを振るってもたいして進んだ感触がない!っていう絶望感で、だれかが、「水溶き片栗粉を掻いているみたい」って言ったのがまさにぴったりの表現。練習のあと、車のハンドルを握る手がプルって橋を渡って伯方島に帰れるのか不安になるほどです。
でも景色は最高です。向こうには能島と伯方島が見えるし、灯台のほうで釣りをしている人がシルエットになってオシャレ。
この前の練習なんか、地元中学生男子のチームと一緒になったんですが、始まる前に港から「わー!」って言いながら飛び込んで、西日でキラキラする海を気持ちよさそうに泳いでました。なんて青春なんだ!
映画みたいで素敵だ~~
てなわけで7月29日、今治市宮窪町(大島)にて水軍レース開幕です。
レース終了後、船の上で討ち死にした猛者と見まがう私の顔を見たい人はぜひ冷やかしに来てくださいー(^^)<だ れ が い く か
地域おこし協力隊ミーティングってどんな?
私が着任した当初、今治市の地域おこし協力隊は10人の同期と、8人の先輩隊員というすごい大所帯だったわけなのですが、全員揃うのは年に2回ぐらいで、お互いの活動を全然知らないことが結構ありました。
てゆうか、同じ今治市なのに関前諸島とかプライベートで1回行っただけで、お互いの地域のことも知らないんです・・・。こんな特殊な立場の私たち同士でお互いちゃんと知り合ってないのに、今治全体で地域活性とかなくない???とか思ってしまったりしまわなかったりごにょごにょ・・・
てわけなんで!
7月の頭の話を今更する形で失礼いたします。
初、協力隊ミーティング@伯方島!しましたーーー(パチパチパチ〜)
(表情暗っ!)
(この画だけだとお通夜か?と聞きたくなる・・・)
思いつきで伯方島でやるぞー!って言ったら、みなさん集まってくださって、地域振興課の担当のお二人まで来てくださいました。
そして会場は、私の大好きな鎮守の杜をお借りしました。ひぇーい!
4月〜6月の活動報告から始まり、イベントでの協力隊ブース出店の話など(はかた夏まつり中止になってしまいましたが・・・)、1時間半では到底語りきれないって感じでした。
なのでお昼は私のお気に入りのお好み焼きを食べに伯方島の「風」で話の続き!
どうでもいいんですけど、
「風(ふう)」の関西に、チーズとネギのせのトッピングをするのが好きでたまらないんですけど、チーズがふわトロの生地内部にめちゃくちゃ入ってるのでいつも胸やけします。でも超美味しいのでおすすめです。
ネギは「のせ」がフレッシュなネギ好きとしてはぐっと来ます。(お好み焼きの話が長い)
でも、本当、世は大SNS時代なれど、やらない人はやらないし、見ない人は見ないので、全国5000人の地域おこし協力隊が何をしてるかなんて知ったこっちゃないんだよなぁ。だって同じ市でやってる人たちが、今どんな目標でどんなことしてるかぐらいのことも分からないのですから!
だから、参加したみなさんも、概ねやってよかった&これから各地域を巡る形でミーティングしましょう!と言う感想でよかったと思います。
担当の方が来てくださったおかげで、いつもなら、「後で地域振興課に確認してみよう」となる話が、すっ、すっ、っと解決し、対面できる空間素晴らしいなと思いました。
てゆうか今まで無かったの謎ですよね・・・・・・すごく謎・・・・
あいにく、西日本豪雨の影響で中止になってしまった今年のはかた夏まつりでは、協力隊ブースで似顔絵屋さんやりたい!と勝手に盛り上がっていたので、どっかで似顔絵屋さんしたいーーー!と思ってます。まあまた色々やりすぎて首を締めるハメになりそうなので暇ができたら・・・・
やってみると、少しづつ・・・
乱暴な雨が降り続いて、夜が明けたら大変なことになっていた先週末。
実をいうと、協力隊になってから今までの中でも私的に結構しんどい1週間でした。被災した人もいるのに本当におこがましく失礼な話だと思いながら・・・そう思うがゆえに、安易に辛い気持ちを外に出してはいけない、というセーブで、少し混乱してしまっていました。
ウジウジしている間に、知り合いの協力隊の人たちが土砂撤去や瓦礫の分別作業を頑張っていることを知って、ますますちんけな自分が嫌になったりもして。本当に何もかもがダメな私でした・・・
この土日にボランティア作業に参加してきましたが、これはこの1週間の私へのけじめというか、本当に個人的な動機で、めちゃくちゃ格好悪いことなんです。
「偉いね」って声をかけてくれた方もいたんですけど、私はこのたった2日のボランティアに出なかったらもっとダメになってたかもしれないと思ってます。
こうでもしないと自分の中の問題に折り合いがつけられなかったんだし。
でも、行って本当によかった・・・。
色々感じたことはあるんですけど、ちょっとやったくらいで偉そうに書けないので控えます。
地元出身の若い大学生の男の子たちが、地元に帰ってきて「この3連休はボランティアに徹します!」と言っていたり、今治だけでなく埼玉や沖縄から参加している人がいたり、こういう災害を自分ごと化して頑張れる人たちにすごく感化されました。
まだまだ時間はかかると思いますが、私は私で自分の中で納得のいく動きをしていくしかないと思います。
プライベートでもついてないことが重なりましたが、週末ちょっと楽しいこともあったので、また頑張ろうって、気持ちは前向きです。