「バイブス」という言葉の意味を僕たちはまだ知らない。
徳島から帰ってきました。
今朝、鳴門金時パイを携えて出勤すると「ゆっくりできた?」と皆んなが笑顔で聞いてくださる優しい世界。
東京で働く友達の話を聞いていると、社会人1年目が夏休みを気持ちよくもらえるなんて当たり前のようで当たり前じゃない。助かります。
帰省中、お父さんと、徳島県の貞光にある上田屋の音楽ライブに行ってきました。禅興寺ライブや汐待亭ライブから始まって、生音楽はやっぱり超いい!という、しごく当たり前の事に気付いた最近の私は、こういう音楽イベントが大好きになっています。
今回は「光風×Koutang」のツアー初日ということで、当たり前のように知らない人のライブに勇んで飛び込みました。(私が知らないだけですよ)
光風さんの声は力強くて切なげで、少しハスキーで、こういう声に生まれてきた人が、歌を歌うべきだと気づく瞬間はどんな時なんだろう?と思いながら、天性の声と音楽のマッチング素晴らしいな、と思って聞き入りました。
しかし、会場内のターバン・草木染めスカーフ・タイパン・ダイダイ柄ワンピース率の高さ。私はこれを密かに移住者ルックと呼んでいるのですが、あの服装の人たちは、往々にして人柄が良く、ラブ&ピースで、子沢山で、ある葉っぱを育てていそうな雰囲気で(失礼)、顔も似ているので、私はもともと同じ人種というか同じルーツを持った人たちが、地方に再集結しているのではないかと勝手に妄想しています。徳島の移住者は、こっちの方たちとはまた違った濃ゆさがあって面白いですね・・・人間観察がはかどります。
で、やはりすごくノリがいい会場で、最高潮に達したラストは意味も知らないのに「バイブス高い」とちょっと声が出ました。恥ずかしい・・・。バイブスとかいう人間になったのか私・・・・。
そういった多少のジレンマはあるものの、音楽好きな父も、そこそこ好きな私もノリノリな夜でした。彼らの四国ツアーは28日までで、最終日は土佐清水らしいので、行ける方は是非。とても良い音楽ですよ〜
個人的に、谷川俊太郎の「朝」に曲をつけたやつが最高でした。聴いたら絶対うるむ曲1位は高田渡の「ブラザー軒」ですけど、光風さんもいい勝負です。(お前何様)
島では、買い物でお金を使うことがあんまりないので、最近はカルチャーにお金を使いたい欲がモリモリ湧いてきます。形をとどめないものって、一番の贅沢ですよね〜。
引き続き、9月のハズミズム2017では大好きな鎮座ドープネスが拝めるそうなので、隠れB-girlの私もとりあえずChill outですわ。(にわか臭すごいな)