伯方島まにまに日記

愛媛県伯方島に移住した25歳女の日々のおしゃべりです。

ありがとう2018年

「気がつくともう年の瀬」

「はやいな~あっという間でしたね」

「寒くなってきて師走って感じですね」

 

近頃はどのラジオ番組をつけても、オープニングはこんな感じです。

確かに、1年をひっくるめて考えれば「早い」と感じるのだけれど、じっくり振り返れば「長かった」と感じることも多いと思います。

 

「協力隊の1年は早い!」という人が多いので、なんとなく「ですよね」と相槌をうっているのですが、長い間、絵を描いて、たまに勉強して、たまにバイトして・・・程度の生活しかしていなかった私には、毎月毎月まったく経験したことの無いイベントが控えているというこの生活は、悩ましくも楽しく、かなりスリリングで、こうして1年を

振り返れば、3年分くらいの話にも思えてしまうわけです。

 

控えめに言っても私の中ではなかなかハードな1年だったと思うのですが、どうだろう。

 

しかしながら近頃思うのは、今みたいに目の前にふっ飛んでくる色んなボールをいちいち一所懸命に返していたら、10年後の私も今とほとんど変わらぬ状態で同じようにバタバタ駆け回っているだけになってしまうのではないかと怖くなります。

先日24になったこともあり、何か軸を決めて、1つのことを10年続けたいと思うようになりました。自分はこの道ではプロだ、と確信が持てるような何か。

飽き性だけど、せっかくの人生なので、かっこいい仕事がしたいな~とかなんとか。

ひとまず仕事終わりに、1時間、木版画を触る時間を作ろうかな、と思うのですが、仕事のあとはデザインとアクセサリーの仕事と習い事が山積みで、広げた風呂敷の広さに泣けてきます。

 

でも最近は、徐々に、やっと、自分のデザインにもちょっとだけ自信が持てるようになってきました。

今までは本当に素人根性丸出しで、ダメだな〜と思いながらもなんとか作っていたものが、最近はちゃんと楽しいというか、ちゃんと可愛いというか、デザインというのは、なかなか見所の多いものだな〜と驚いたりしています。

スタイリッシュなものを作れないことや、人の記憶に残るようなひねりの効いたデザインなんて思いつかないことばかりが「デザインが下手」というセルフジャッジの理由になっていたのですが、

「今までで1番いいものができました!」という言葉とともにデザイン料をいただいたり、自分のデザインが沢山の人の目に触れていく中で、だんだんと自分「らしい」デザインが何か分かってきたような気がします。 

これってとっても嬉しいことです。

だから2019年はもう少し堂々としようと思っています。

 

特に秋は色んなことがあって、精神的にも体力的にもぐーっと疲れてしまったのですが、年末しっかり休んで、最終年に向けてまた歩いていこうと思います。