伯方島まにまに日記

愛媛県伯方島に移住した25歳女の日々のおしゃべりです。

伯方島と私のおかしな縁

私のことを誰も知らない場所に行って、何がやれるのか知りたくて、伯方島にのこのこやってきたのが2年前。

引越しの日にバスで降り立ったときには、ローソンもコーナンもザグザグもあって、SCパークのヤシの木なんか、ちょっとリゾート感出てるし、「あれ!めっちゃマチじゃん」と驚いたものです。

それぐらい何も知らなかった伯方島のこと。

縁もゆかりもない町にきました、というのが私のデフォルトとして、島の人に良くしてもらってきました。

 

が・・・

 

最近、知られざるつながりが発覚!

ちょっとその話をしたいと思います。

 

そう、それは2,3週間くらい前のこと。

母が、大学の同窓会にしぶしぶ行くことにしたから靴でもちゃんとしたものを買わないと、と言っていたので、「まあ楽しんできなよ」なんて言っていたのですが、

その話を忘れかけていた頃に母から

 

「すごいことがあった!」とLINEあり。

聞くとそれが本当にすごい話で・・・

 

うちの母は、太古の昔(マンモスが生きていた頃とか)に東京の某美大に通っていて、そこの仲間との同窓会に行ってきたそうなのですが、同窓生の1人に

 

伯方島出身の男性がいたとのことだったのです!(住んでる地区まで一緒はもはや奇跡)

 

 

「次回の同窓会は私の故郷である伯方島でやりましょう」と高らかに宣言したことで、それまでのんびり同窓生の近況報告を聞いていた母もスイッチオン。笑

「うちの娘も今そこに住んでいます!!」

と発言したことで、同窓会は騒然・・・。

その方は現在は台湾に住まれているので、私のことを知る由もないのですが、「なんで伯方島にいるんだ!?」と、興味を持ってくれたみたいでした。

 

という話のあと、

私はしばらく、その方のことを島で探っていました。笑

「●●さんって知ってます??●●地区の人で、東京の美大に行った人です」「母の同級生なのです!」と、もはや生き別れた家族を探すかのように、その方(ただの親の同級生)を知る人を捜していたのです。

 

ある日、天井画完成の打ち上げが保留になっていたので、一杯会でもしないか?と島のお兄様方(オーバー65ズ)に誘われた席で、「そうそう、この人知りませんか?」とまた聞きまわってみたところ、

このブログでも何度も登場している、ワイルドのりくん(ワイルドスギちゃんと同じタイプのデニムのベスト着ていることから勝手にそう呼んでる:本家の200倍ワイルド)が、

「あれ・・・、それってもしかして」と目をきらめかせたことで、私の捜索(ただの母の同級生を知ってる人さがし)に終止符が打たれました。

 

なんと、その方、ワイルドのりくんの同級生だったのです!!!

しかも、お互い若いうちから上京していたので、たまに飲みに行ったり、結構仲良しだったとのこと・・・。

 

その後、飲み会にいた自治会長さんの「やはり有吉さんはこの島と深いご縁があるということやね~・・・・島に残ってください。」という文脈が唐突な協力隊卒業後のラブコールに苦笑いをしつつ、家に帰って母に報告。

 

「のりとさんのお友だちでした」(母ものりくんに会ったことあります)

 

 

そして、6月のはじめに、その噂の母の同級生が、島に一時的に帰省するとのことで、連絡をとって、少しだけお会いしてお話してきました!

「のりとの知り合いなんだって~?すごいね~!あいつ変わってるよな~!」と笑いながら登場した母の同級生、Kさんは、とても親切に、私に台湾で有名なパイナップルケーキをくださいました。笑

今は今治の施設に住まれているお母さまも久々の伯方島の家への帰省で顔をみせてくださり、伯方島での数奇な出会いはとても楽しい時間になりました。

 

母の数少ない同窓生が、この伯方島出身だったという事実だけで、大変ネタになる話ですが、こうやって実際に会ったり、島でよくしてもらってる方とつながりがあったりすると、本当にもともと、ここにご縁があったような気がしてきます。

 

という、なかなか面白い体験のお話でした。

(パイナップルケーキむちゃ食い中)

 

 

 

 

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