伯方島まにまに日記

愛媛県伯方島に移住した25歳女の日々のおしゃべりです。

大炎上した「旅館さざなみ」に泊まった話

 

先週、母と叔母とその従姉妹とその友人の「チーム4BBA」が、台風とともに伯方島に上陸し、ど平日の中、貴重なトライアスロンの振替えなどを費やして、しまなみ案内をさせていただきました。

仕事中に「今SCパークでっす☆」という突然のLINEを受け、午後休。

台風絶賛上陸中の最中、待ち合わせのカフェ「玉屋」さんに入るやいなや、1歳の孫とビデオ通話を楽しむ叔母たちを発見。

「ベェロベロバァァアア!」

直視するにはしんどいアラセブの本気の変顔を拝みながら、ハイテンションなBBAたちに囲まれ、美味しいケーキを食べました。

普段は店内からの景色がウリの玉屋さん、外は嵐で向こうの島さえ見えない・・・

「こんな美味しいケーキ屋さんあるのスゴイ!おしゃれ伯方島!」と絶賛の嵐を嬉しく思いながら、この季節限定の桃のケーキに舌鼓。

 

その後、徐々に晴れてきて、強風すぎてさすがの私でも吹っ飛ばされそうな亀老山展望台や、表で第3のビールを飲むジイさんら意外ひとっこひとりいない「よしうみいきいき館」などを訪問しました。

 

しかし、いい歳の母たちをうちに泊めるのもどうかという思いがあり、今回初めて伯方島の「料理旅館せと」さんにみんなで宿泊しました。

島に住んでいるとなかなか泊まる機会がない旅館。

これはチャンス!と思い、兼ねてから泊まってみたかったお宿にしました。

 

 

実は、ここは『Nのために』という何年か前に放送されていたテレビドラマの撮影地。

 

普段テレビドラマなんてぜーんぜん見ない学生時代の私が、珍しく観ていたドラマということもあり、伯方島に来たばかりの頃、成瀬くん(窪田正孝)の実家である「旅館さざなみ」があるということを聞き、大変衝撃を受けたのでした。

 

ドラマの中で、この「旅館さざなみ」は何者かの放火により大炎上するのです。

はい、とてもシリアスなドラマなのです。

 

とてもシリアスなのに、チュートリアルの徳井と小西真奈美が夫婦役で、しかも二人ともどうかしてる!ってくらい大根で、いろいろ突っ込みどころ満載なのも話題にことかかず、当時バングラデシュに住んでいた従姉妹と「Nのために」トークで盛り上がっていたくらいです。

 

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私が好きなのは、高校生の榮倉奈々がクズすぎる父親に周囲へのパフォーマンスで土下座するシーンなんですが、それもこの「料理旅館せと」(さざなみ)さんの前なのですよね。(マニアックすぎる)

で、これも島に来た頃、多数の自称「俺はあのドラマに出てた」さんに遭遇し、それはもう一度チェックしなくては!と、どうにかネットで旅館せとの登場シーンをほり出すと、

 

「め、めっちゃ知ってる人おるやん・・・!」

 

と笑いが止まらない。

まず、唯一のセリフつきエキストラであり、私がお世話になっている車屋さん。

「社長!」というたった一言に魂を込めた会心の演技。「シャチョウ」という言葉がゲシュタルト崩壊しそうな緊張の「社長!」を感じることができた。

 

そしてピントは1ミリもあっていないけども朗らかな笑顔ですぐに分かる自治会長さん。

 

「私だけギャラありだったんですよ」と言っていた、もはや役者スタンスの神主さんも短いワンシーンの中できっちり目視できました。

 

いかんせん、榮倉奈々や役者さん以外にピントがあたらないので「え?これあの人?」って人がたくさんいるのだけど未確認。

いいなあ、私も『Nのために』出たかった。

 

で、『Nのために』の話が長くなってしまったんですけど、そんなこんなでずっと気になっていたお宿だったので、テンション爆上がり。

親切な若女将に迎えられて廊下を進むと、キャストのサイン!ヒューヒュー!(知ってました?私死ぬほどミーハーなんですよ?)

 

 

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そして、船に乗っているのか!?と勘違いするほど海が近いお部屋。

とても素敵!!!

(そんなにシワクチャのブラウスって世の中に存在するんだ)

 

お料理も最高に美味しくて、メバルの煮付け、ぎざみの塩焼き、サザエのお造りや、貝ひもの釜飯などなど!!!あと、有名なソフトシェルクラブ(脱皮したてのカニ)の

甘酢からあげも幸せの味でした。

 

料理旅館 せと | 宿泊施設 | SHIMAP しまなみ海道観光マップ

 

 

若女将によると「いまだにドラマを観ていた方が遠くから来られるんですよ。特に窪田正孝くんのファンの女性が多いです。」とのこと。

さすがは今をときめくイケメン俳優。

 

ちなみに私は23年間の人生で約5名から「榮倉奈々に似ている」といれたことがあります。(祖母や、友達のお母さんや、ザツい飲み屋にいたお兄さん等)

自分でいうのもなんですけど、どんな色眼鏡で見たところであまりに違いすぎるので、

「重力2倍の空間で生きる榮倉奈々」というフレコミを最近に確率しました・・・

なんて可哀想な榮倉奈々ちゃんなんだ・・・

 

 

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そんなこんなで、4BBAさん達と楽しい夜を過ごし、

最後は宿の前で、リアルオバショット。大満足の島の旅館でした!

 

4BBAたちとのしまなみ旅は続くのですが、ここに書きだしたらまた止まらなくなるのでここまでに。

 

では、お休みなさい〜