伯方島まにまに日記

愛媛県伯方島に移住した25歳女の日々のおしゃべりです。

伯方島と私、これから。

 

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あけましておめでとうございます。(今頃...)

おめでとうも何も、ずーっと更新していないじゃないか!って感じなんですが、大丈夫です、生きています。笑

 

2019年、振り返ろうとしても、色々ありすぎてどこからどうしたらいいのか。

とにかく母がガンで急死したという一大事が、年末にドカーンと爆弾みたいに頭に落ちてきた感じで、2019年のそれ以前のことが、薄味すぎてよく思い出せない始末です。(ならば「あけましておめでとう」も変だろう)

 

2019年は人生のターニングポイントだと信じ、「母が死んで私の人生観はちょっと変わったのよ・・・」とよく分からない自己暗示にかけている部分もちょっとはありますが、とにかく母は私に大甘だったので、「かなちゃん偉い!」「かなちゃんすごい!」と言ってくれる人が世界からいなくなったという事で、ちょっとずつ何をやろうにも、無気力オーラが出ているという現状があります。

なので、最近は夜に走っています。これ以上太りたくはないし、最近は職場でパソコン作業ばかりなので、遅い時間に寒いビーチを走って、星を見て、この無気力状態と自分なりに戦っています。

 

一方で母の別れた夫である父は、「元夫」という印籠を手に、死後の母の遺物整理や届出関係にはほとんど関与せず、すっかりスピリチュアルな世界に傾倒しています。

喪の途上で何をして、何を考えるかは、人それぞれですからね。

 

 

さて、4月からのこと。

地域おこし協力隊としての3年間がこの3月で終了します。

多くの出会いや経験から本当に学ぶことの多い毎日でした。楽しい日々にももうすぐお別れです。

 

後任となる新規隊員の募集は行っていましたが、来年は伯方町の協力隊がゼロになることが分かったそうです。

制度採用以来、ずっと隊員がいた町なので途切れることは残念ですが、伯方島はサービス精神の塊みたいな人たちが沢山いるので!(笑)、きっとこれからも楽しい町になっていくと思います。

 

4月から、地元埼玉で”借りぐらしのアリヨッティ” になります。(おもんな)

貧乏個人事業主として一応独立して、木版画をもっと作ったり、伯母の家の横の蔵で、瀬戸内のアンテナショップとかしてみたいです。

 

こんなの、島でもできることでは??という声が聞こえてきそうですが、

本当は、両親が営んでいたインド料理屋の手伝いと経理全般を、私がすることになったというよんどころなき事情から、ひとまず埼玉に撤収することになったのです。

 

今のところジプシーのような生活はしていますが、いつかはどこかで根を生やして、引っ越しのことを考えずに沢山本を買って、家族をつくり、犬や猫を飼いたいです。

それがこっちだったらいいなぁ・・・ 

 

埼玉は、島と比べたらさえない所ですが、「東京に近い!」と大手を振っているだけに、今まで縁遠くなっていたシティ型カルチャーにも気軽に触れあえるというよさがあります。新しいチャンスや出会いもあるかもしれません。

 

お店のことが落ち着いたら、ワーキングホリデーで海外で暮らすことも目標にあります。あとで「これやってみればよかった」がないように、興味があることは生きているうちに全部やりたい。

 

陶芸、バイクツーリング、写真、石積み、張り子人形、絵本作り、ソーイング藍染め、畑、養鶏・・・「ひとつのことが長続きしないのよ」と笑っていましたが、私の母はいつも「やってみたい!」と思ったことをきちんとやってみることができる人でした。それって本当に大事なことです。

 

2020年、どんな年になるかはわかりませんが、ひとりでしんどくなったら島に来て、リフレッシュできるような、島と私の関係性でいたいな。

 

 

 

 

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PS.

これら諸々のことを島の人に自分の口から報告したいので伯方島の鎮守の杜で3月15日(日)に活動報告会をします。17時半~18時までで、その後、映画「この世界の片隅に」の上映もします。お誘いあわせの上、ぜひお越しください!

当日は11時から鎮守の杜でカフェ営業やイベントをしている予定なので、お暇な方は1日遊んで行ってくださいね。